Flash Player導入時のMcAfee Security Scanは必要?
米国のAdobe(アドビ)社が無料提供してるインターネット閲覧ソフト用プラグイン(アドオン)の1つAdobe Flash Player(アドビ・フラッシュ・プレーヤー)。そのインストールのページに、
同時にインストール:
無料のMcAfee Security Scan (オプション)
という項目があります。これは米国のセキュリティ会社マカフィーが無料提供してる簡易ウイルススキャンツールです。あくまでスキャン機能だけで、仮にウイルスを検出しても駆除できません。あと、パソコンを常時守ってくれる機能もないです。製品版マカフィー・アンチウイルスの宣伝を兼ねてるシロモノなんですな。
Adobe Flash Playerを使う上でMcAfee Security Scanはまったく不要なんですが、困ったことに初期状態でインストールされるチェックマークが入ってるので注意が必要。ネットの情報を見ると、”勝手にインストールされた”という話もでてきますが、ページに書いてある情報を読まないでホイホイッとクリックしてしまった方が多いんじゃないかと思われます。
ちなみに、同時にインストールとしてMcAfeeのセキュリティツールではなく、無料のGoogleツールバーの場合があります。これはInternet Explorerの場合にActiveXを無効にしてると表示されます。もちGoogleツールバーもAdobe Flash Playerを使う上で不要なものです。
同時にインストール:
無償Googleツールバー(オプション)
McAfee Secuity Scanを導入してしまった場合、パソコンからアンインストール(削除)するには、↓のAdobe社のサポートページをチェック!
・ Flash Player 10 と同時に McAfee Security Scan がインストールされる(Windows)
★ Adobe Flash Playerが最新版でないと自動的にウイルスに感染します!
Adobe Flash Playerの旧バージョンにはたくさんの脆弱性(ぜいじゃくせい)が見つかってます。脆弱性とはセキュリティ上で問題を起こしうる弱点です。これが解消されてる最新版であれば問題ないですが、古いバージョンを入れっぱなしだと、ユーザーの意思なぞ関係なくウイルスが自動的に発動してしまう危険な状態です。
実際に不正なコードが埋め込まれた普通のページを閲覧ソフトで単に訪問しただけで、ウイルスに感染する事例が起こってます。脆弱性を悪用したウイルスの感染処理は裏側でひっそりと行えるため、メッセージも何も表示されません。「あれ・・・? パソコンの調子が何かおかしいなぁ」と思った時はすでに遅し・・・。
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